【ナイス・プライス・リターンズ~70年代POPの迷宮~(9)】 元ナチュラル・アコースティック・バンドの歌姫が、同時期のサンディ・デニーに追随するようなシンガー・ソングライター・スタイルに転身して発表した唯一のソロ。プロデューサーのデル・ニューマン、フェアポート・コンヴェンション一派をはじめとする多彩なジャンルから集められたバック陣が、彼女の新たな門出に華を添えている。メロウで物悲しい「リーフ・マスト・フォール」(クライヴ・パーマー作)は屈指の名曲。