インバル85周年記念ボックス ラヴェル:管弦楽曲集
巨匠インバルの名作をUHQCDの高音質で初ボックス化。エリアフ・インバルの生誕85周年。マーラー交響曲全集の世界的大ヒット以来、「DENON」クラシックの中核をなす指揮者として長らく貢献をしてきたインバルの過去作品をボックス化。マーラーに続いて録音されたラヴェルの管弦楽作品集を発売します。(メーカー資料より)
ラヴェルの音楽が本来持っているアイロニカルな面やグロ趣味にまで意をはらったみごとな演奏。通常収録されるオーケストラ作品全曲に加え、編曲作品であるムソルグスキーの『展覧会の絵』やドビュッシーのサラバンドなどが収録されているのも嬉しいところ。フランス国立管弦楽団のサウンドを透明度高く再現した優れた録音も大きな魅力です。(HMV)
【収録情報】
エリアフ・インバル/ラヴェル:管弦楽曲集
Disc1
1. ボレロ
2. スペイン狂詩曲
3. 道化師の朝の歌
4. 古風なメヌエット
5. ラ・ヴァルス
Disc2
6. バレエ音楽『マ・メール・ロワ』全曲
7. 組曲『クープランの墓』
8. 亡き王女のためのパヴァーヌ
9. 海原の小舟
10. 『ジャンヌの扇』~ファンファーレ
Disc3
11. バレエ音楽『ダフニスとクロエ』全曲
Disc4
12. 高雅にして感傷的なワルツ
13. ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』
14. ドビュッシー/ラヴェル編:舞曲
15. ドビュッシー/ラヴェル編:サラバンド
フランス国立放送合唱団(11)
フランス国立管弦楽団
エリアフ・インバル(指揮)
録音時期:1987年1月15,16日&5月28-30日、1988年5月11-14日
録音場所:パリ、ラジオ・フランス、スタジオ104
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
プロフィール
【Eliahu Inbal(エリアフ・インバル)/指揮者】
1936年2月16日、イスラエルのイェルサレムに生まれる。同市の音楽アカデミーでヴァイオリンと作曲を学んだ後、パリのコンセール・ヴァトワールに留学。メシアンの他、フェラーラやチェリビダッケに指揮法を師事し、1963年のグィド・カンテッリ指揮者コンクールに優勝。以後バーンスタインの推薦を受け、ヨーロッパをはじめ、世界中の主要なオーケストラを指揮してきた。
1974~90年、フランクフルト放送交響楽団の首席指揮者。1985~88年、ヴェネチア・フェニーチェ劇場の首席指揮者。2001~6年、ベルリン交響楽団(旧東ベルリン)の首席指揮者。2007年~11年、フェニーチェ劇場音楽監督。イタリア放送(RAI)交響楽団名誉指揮者。わが国では1995~2000年、東京都交響楽団の特別客演指揮者を務め、2008年4月よりデプリーストの後任として同楽団のプリンシパル・コンダクター(2008年~14年)を務め、2014年4月に桂冠指揮者に就任した。
インバルはこれまでに「Philips」「TELDEC」「DENON」に数多くの録音を行なってきた。デンオン・レーベルには、フランクフルト放送交響楽団とのマーラー交響曲全集、ベルリオーズ作品集、シューマン交響曲全集、ブラームス交響曲全集などを録音、ほかにもフランス国立管弦楽団とのラヴェル作品集、ウィーン交響楽団とのシュスターコーヴィチ交響曲全集、スイス・ロマンド管弦楽団とのR.シュトラウス作品集などを精力的に録音し、世界各国で受賞するなど高い評価を獲得している。