小椋佳 初のダイレクトDSD2.8MHz化
アナログ・マスターテープ全曲使用
名盤「彷徨」が録音された唯一無二のオリジナル・マスターテープ
オリジナル・マスターテープに収められたサウンドをあますことなくスチューダーA80で再生する日本コロムビアの武沢茂チーフ・エンジニア
小椋佳の名アルバム「彷徨(さまよい)」は、1972年にオリジナル盤がプレスされました。
近年ステレオサウンドには多くの読者諸兄から「彷徨」復刻盤制作のリクエストが寄せられており、小椋佳さん、ユニバーサルミュージックのご理解とご協力のもと、2015年にステレオサウンドプレス盤を製作、既に限定数の販売は終了しています。
その復刻アナログ盤の製作では、本格オーディオシステムで愛好家の皆さんにレコード演奏をしていただきたいとの願いを込めて、収録曲はすべてコンディション良好なオリジナル・アナログ・マスターテープからマスタリングを行なって原盤となるラッカー盤をカッティングし、ファースト・メタルマスターからのダイレクトプレス盤として少量生産を行なったレコードでした。
当時このアナログ盤は、大変な好評をいただきましたが、一方で別の要望もありました。「現在はアナログプレーヤーを持っていないので聴けない。同じマスターテープからSACD盤を造って欲しい」と。この声に応えたのが、今回のSACD/CDハイブリッド盤です。
アナログ盤と同じく、ユニバーサルミュージックが良好な状態で保管するオリジナル・マスターテープから、SACD層用の音源はダイレクトにDSD2.8MHz化を行なっています。マスターテープの再生には、コロムビアスタジオでモディファイした、Studer A80再生専用機を使用。音楽信号はコロムビアスタジオのカスタムメイド・アナログコンソールを経由し、Merging Technologies社のPyramix Workstationと共に、Horus ConverterでDSD2.8MHzにA/D変換しSACDを制作しています。
一方のCD層用のPCM音源は、アナログコンソールからの信号を、dCS902 A/DDコンバーターで96kHz/24bitに変換し、コロムビアスタジオのカスタムメイドによるオーディオ・ワークステーションでCDフォーマットのPCM44.1kHz/16bitにマスタリングしています。小椋佳、初のSACD製作を担ったのは、アナログ復刻盤製作と同じく、日本コロムビア株式会社のチーフ・マスタリングエンジニア武沢茂氏です。
1. しおさいの詩 [3:07] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
2. 春の雨はやさしいはずなのに [3:02] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
3. 雨が降り時が流れて [2:26] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
4. 木戸をあけて~家出をする少年がその母親に捧げる歌~ [3:55] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
5. 小さな街のプラタナス [3:52] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
6. 六月の雨 [3:14] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
7. この汽車は [3:48] 作詞:塚原 将、小椋 佳 作曲:星 勝、小椋 佳 編曲:星 勝、小野崎孝輔、瀬尾一三
8. 白い浜辺に [2:53] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
9. あの人がいってしまう [2:56] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
10. 少しは私に愛を下さい [3:21] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
11. あいつが死んだ [2:29] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
12. 屋根のない車 [4:42] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
13. この空の青さは [3:16] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
14. さらば青春 [2:42] 作詞/作曲:小椋 佳 編曲:小野崎孝輔
編號 | 曲名 |
---|---|
1. | しおさいの詩 |
2. | 春の雨はやさしいはずなのに |
3. | 雨が降り時が流れて |
4. | 木戸をあけて~家出をする少年がその母親に捧げる歌~ |
5. | 小さな街のプラタナス |
6. | 六月の雨 |
7. | この汽車は |
8. | 白い浜辺に |
9. | あの人がいってしまう |
10. | 少しは私に愛を下さい |
11. | あいつが死んだ |
12. | 屋根のない車 |
13. | この空の青さは |
14. | さらば青春 |