マイケルの最後のワールド・ツアーとなった96年の「The HIStory World Tour」からフィリピン・マニラ公演を、フィリピン国内の放送用音源で収録!
マイケル・ジャクソンの「The HIStory World
Tour」から、1996年12月10日のフィリピン・マニラ公演を収録。この時期のマイケルは児童性的虐待問題で大きなバッシングと逆風に晒されていた。95年にリリースした、ニューアルバムとベスト盤をカップリングした『HIStory:Past, Present and Future, Book
I』は世界中で大ヒット。ここからシングルカットされた楽曲も軒並みヒットを記録した。このアルバムを受けてスタートしたツアーは、35か国で82公演を行い、これが結果的に最後のツアーとなった。96年9月7日のチェコ・プラハ公演に始まったツアーは、東欧からアジア、オセアニアと巡り、フィリピン、日本、ハワイで1stレッグを終了。約5ヶ月のインターバルの後、ヨーロッパを回り、97年10月15日の南アフリカ・ダーバン公演まで続いた。マイケルのライヴは、チーム感を重視するのか同じメンバーが引き続き参加することが多く、マイケルのステージの看板でもある女性ギタリストのジェニファー・バトンほか7名が前回の「Dangeroud
Tour」と同じメンバー。中でもデヴィッド・ウィリアムスは「Thriller」や「Billie
Jean」のオリジナル・ギタリストでもある長い付き合い。新たに参加したのがジャクソンズ時代のツアーメンバーであるジョナサン・モフェット(ds)と名セッションマンのフレディ・ワシントン(b)。グレッグ・フィリンゲインズやサイーダ・ギャレットが不参加なのは、クインシー・ジョーンズ体制からの脱却を感じさせる。セットリストはニューアルバムからのシングル曲と過去の大ヒット曲で構成され、誰もが楽しめる内容。スーパースターの面目躍如たるコンサートだ。
国内仕様盤
解説: 池上尚志
Credits:
Isaiah Sanders - keyboards
Brad Buxer - keyboards
Jonathan Moffett - drums
Jennifer Batten - guitars
David Williams - guitars
Freddie Washington - bass
Kevin Dorsey - vocal
Dorian Holley - vocal
Marva Hicks - vocal
Darryl Phinnessee - vocal