人よりワンテンポ早い彼女とワンテンポ遅い彼。2人の間のちょっとの《時差》から生まれる、誰も観たことのないラブストーリー。

『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』などで知られる台湾の鬼才チェン・ユーシュン（陳玉勲）監督の5作目の長編映画にして、2020年の金馬奨（台湾版アカデミー賞）で最多五冠（作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞）に輝いた『1秒先の彼女』は、いつも人よりワンテンポ早い女の子と、いつも人よりワンテンポ遅い男の子との間のタイムラグから生まれた奇跡のラブストーリー。郵便局で働くアラサー女子シャオチーは、仕事も恋も冴えない日々を送っていた。そんなある日、彼女は街で出会ったハンサムなダンス講師ウェンセンと、“七夕バレンタイン”にデートの約束をする。しかし彼女がふと目を覚ますと、既にバレンタインの翌日になっていた。シャオチーは失くした大切な1日の記憶を取り戻すべく奔走する・・・。

このファンタジックなストーリーの音楽を担当するのは、最近、台湾の映画音楽シーンで注目を集めるルー・リューミン。バンジョーやアコーディオン、クラリネットなどを使用したユーモアと温かみのあるサウンドで、ファンタジーな世界へと誘う。また、劇中とエンドロールで流れるリー・ペイユーが歌う「Lost and Found」も収録！