'82香港クイーン・エリザベス・スタジアム公演初の
シングルレイヤーSACD+CD誕生。
1982年、香港のクイーン・エリザベス・スタジアムで行なわれたテレサ・テンの名ライブ録音が、この度2作品にわたり、Single LayerSACDとCDの2枚組として製作されました。
この2タイトルのSACD(SSMS-046/047とSSMS-048/049)に収録された全24曲は、先行発売されたアナログ盤と同じく、かつてポリドールが「永遠の歌声〜テレサ・テンvol.2中国語曲のすべて」と題してリリースしたCDアルバムに収録されている楽曲を、大変良好なコンディションで保管されていたアナログ・マスターテープから全曲新たに製作した特別限定盤です。
香港の音楽シーンで初の本格的なコンサート録音となったこの公演には、日本から渡辺茂樹氏が指揮者として、そして伴奏陣には日本のミュージシャンが参加しています。録音エンジニアには、当時のポリドールから名ミキサーである茂木正三氏が派遣されました。
今回のSACD製作にあたっては、日本の歌謡界を代表する美空ひばりさんをはじめ、多くの名歌手のアナログレコード製作を手掛けてきた日本コロムビア・スタジオの名匠、武沢茂エンジニアが担当しています。
武沢氏は、厳格なチューニングが施されたStuder A80テープレコーダーを使用してアナログ・マスターテープを新たに全曲再生。同スタジオのカスタムメイドによるアナログコンソールでSACDのためのサウンド調整を施した後、Merging Technologies社のPyramix WorkstationとともにHorus ConverterでSACDのマスターとなるDSD
2.8MHzにA/D変換を行っています。
一方のCDでも、再度マスターテープを再生し、武沢氏の手によって新たなCDマスタリングが行なわれています。
アジアの歌姫テレサ・テンが胸板を響かせて歌う、そのしなやかでロマンチックな声質は、今もなお聴く人々に感動を与え続けてくれます。
可愛らしくテレサの人柄のよさが滲み出たこのライブ録音には、スタジオ録音とは異なる格別の魅力があります。テレサの鼓動そしてテレサの呼吸と一体になれる瞬間は至福の喜びです。MCで語るテレサの声質も大いに聴きどころです。
編號 | 曲名 |
---|---|
1. | 在水一方(川の向こうに) |
2. | 甜蜜蜜(蜜のように甘く) |
3. | 你怎麼説(なんておっしゃるの) |
4. | 海韻(潮騒) |
5. | 我一見你就笑(私が見たら笑うのね) |
6. | 船歌 |
7. | 君在前哨(君は前線に) |
8. | 小城故事(小さな町の物語) |
9. | 梅花(梅の花) |
10. | Finale |
11. | 何日君再來(いつの日、君帰る) |
12. | 再見、我的愛人(グッドバイ・マイ・ラヴ) |